先日、沖縄の梅雨入りが発表されました。
今年は早いうちから気温が25℃を超えたりすることがあったので、
「今年の夏も暑いんだろうな~(;´Д`)」
という気がしますよね。
もしかして、既にエアコンの冷房を使用した方もいるのでは?
暑い時にはエアコンを上手に活用し、
快適に過ごすことは健康にもいいことですが、
夏本番を迎える前や、早いうちから冷房を乱用しすぎると
身体のだるさや集中力の低下を引き起こすことに。
特に子供やお年寄りなど、自分で健康管理を仕切れない場合は
知らないうちに体調を崩して夏バテになりかねません。
今日は、子供の夏バテ予防や夏バテしてしまったときの対策についてお話しします。
子供が夏バテになり食欲がなくなるのはなぜ?
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暑い日は大人でも冷たい炭酸飲料やビールが飲みたくなります。
それと同じで子供も冷たいジュースやアイスを食べたくなりますよね。
暑いからといって冷たいものを欲しがる子供に
冷たいものばかりを与えていると
自律神経のバランスが崩れやすくなり、その結果、
睡眠不足や倦怠感などの身体のだるさが起こります。
日本の夏は夏バテになりやすい環境が整っている
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私たちの体は自律神経の働きで、
「暑い」と感じると汗をかいて、体の外へ熱を逃がし体温を調節します。
ですが、現代の生活では、暑さと湿度が増す一方の屋外と、
エアコンをガンガンに効かせた涼しくて快適な室内という
気温差が激しい環境の出入りを繰り返しています。
毎日のように続く高温多湿(気温30℃以上、湿度60%以上)に加え、
この生活環境で脱水傾向が続くと、自律神経のバランスを崩してしまいます。
また、夏に冷たい飲みものばかりを飲み過ぎると、
胃酸が薄まってしまいます。
さらに体が冷える事によって、胃で働く酵素の働きが落ちてしまうので、
胃腸機能がどんどん低下してきます。
そうなると食欲も落ちてゆくので食事の量が減り、
体力回復や維持に必要なエネルギーや栄養素が不足してしまうことに。
夏バテは予防が肝心です。
このような身体の仕組みをしっかり理解することで、
早い時期から夏バテ予防を心がけましょう。
子供が夏バテで何も食べない時は
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身体の仕組みを理解し、夏バテ予防に取り組んでいても、
日本の夏バテになりやすい環境に勝てないことも。
特に自分の健康を気遣えない子供やお年寄りは、
お母さんの知らないうちに症状が進んでしまいますよね。
そしてある時、虚ろな目をしながら「食べたくない」
暑さによる自律神経系の乱れによって現れる様々な症状。
食欲が落ちてしまった子供の弱っている胃腸に
ウナギ、焼き肉、ニンニクは、実際には
負担にしかなりません。
そんな時は、スーパーに売っている
完熟フルーツ(カット)がおすすめです。
完熟で、パイン、メロン、ブドウ、キウイ、
スイカ、すもも、バナナなど
種類が多いものを1~2パックほど食べさせてください。
これが一番即効性があります。
ここで注意することは一種類ではなく
数種類のフルーツを食べさせること。
夏バテにはフルーツがいい?
食欲がない時にはなぜフルーツを食べさせるのがいいのか?
それにはいくつか理由があります。
・夏バテはビタミンB1やビタミンCの不足により引き起こされること
・フルーツの酵素が疲れに効くこと
・夏のフルーツには身体の熱を取ってくれる働きがあること
それぞれのフルーツがもつ特性を上手く取り入れるためにも
「一種類ではなく数種類のフルーツを食べる」ことがいいんです。
ですがこれはあくまで一時しのぎ。
毎日の食事をフルーツで済ませようとはしないでください!
(金額的にも大変ですしね^^;)
次の日、少しでも食欲が戻るようであれば、
バランスのいい食事を摂るようにこころがけましょう。
夏バテになってしまった子供への対策
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身体のだるさが抜けない、食欲も落ちたまま、
集中力もどんどんなくなっていく・・・。
こうなってしまっては心配は募るばかり。
体内の水分や電解質のバランスを崩し、
症状が進行すると熱中症になってしまうことも。
夏バテになってしまった子供の対策としては、
・十分な水分(ポカリやアクエリアス)をこまめに取る
・脇の下や足の付け根など、太い血管があるところを冷やす
・十分な睡眠をとる
・室内環境は湿度を下げるようにし、冷やしすぎないよう注意する
・一日三食を消化を意識してしっかりよく噛んで食べる
・38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かり自律神経を整える
なるべく上記のことをこころがけて生活させましょう。
さいごに
残念ながら夏バテには効果のある薬はありません。
夏バテになってしまったそのシーズンは、
涼しくなるまで完治することはありません。
夏バテは予防第一です。
梅雨の蒸し暑い時期から、
エアコンに頼り切った生活をしてしまうと
体は体温を保温する「冬モード」から
体温を放熱する「夏モード」に切り替えることができません。
冬モードのまま夏本番を迎えてしまうと、
体温が上昇しても、調節が追い付かないことで夏バテになってしまいます。
春のうちから、積極的に外に出て体を動かして汗をかき、
体に「これから暑い季節が来る」ことを覚悟させることが大切です。
そうすることで暑さに対応できる体になり夏バテしなくなります。
夏本番を迎える前の今なら充分間に合いますので、お試しあれ。
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