ちょっとした体の不調、自分で治せるものなら治したいですよね。
長時間座りっぱなしが原因の腰痛や、
デスクワークでバキバキになった肩こりなど、
慢性的に蓄積された痛みを少しでも和らげたいなら円皮鍼を使ってみては?
円皮鍼なら自分自身で軽い痛みを緩和することができるのでとっても便利。
しかも使い方だっていたって簡単♪
痛みのある所にただ貼るだけなので、誰の手も煩わせません。
でも鍼治療を今まで一度も受けたことがない方にとっては、
鍼が付いた円皮鍼を使うとなると、不安になりますよね。
そこで、円皮鍼を使用したことによる効果や、
鍼の長さはどのようにして選ぶといいのか、
円皮鍼の効果はどれくらいの期間持続するのかについてご紹介します。
円皮鍼とは 鍼にはどんな効果があるの?
円皮鍼(えんぴしん)そは、鍼治療に使用する鍼の一種で、
1㎜前後の短い鍼を皮膚に刺すことで生体反応を引き出す、言わば「荒療治」的なものになります。
蚊に刺されたところは痒くなるという症状の他に、
赤くなって熱を持つという症状もありますよね。
痒くなるのは蚊が持つ毒性が原因ですが、なぜ赤くなって熱を持つのでしょう?
それは人間の体の生体反応によるものです。
皮膚に刺さった蚊の「ハリ」は体にとっては異物です。
その異物が体内へ侵入することを一生懸命に防ごうとします(拒絶反応)
その拒絶反応が赤くなって熱を持つという症状となって現れます。
円皮鍼の鍼は体にとっては蚊のハリと同じように「異物」なため、
体内へ侵入させまいと赤くなり熱を出します。
鍼治療は、生体反応を利用して痛みを緩和する効果があります。
そしてそれを自分でできるように開発されたのが円皮鍼なのです。
円皮鍼の鍼は長さの選び方によって効果は違うの?
円皮鍼にはいくつか種類があり、鍼の長さを選ぶことができます。
円皮鍼の種類には、鍼なし、0.3㎜、0.6㎜、0.9㎜、1.2㎜、1.5㎜があります。
そう聞くと、鍼の長さによって効果が違うのか?と疑問に思う方もいるのですが、
鍼が長ければ長いほど効果があるのかというと、そうではありません。
これはあくまで皮膚の厚さという個人差を考慮したものです。
考えてみるとわかりますが、色が白くて皮膚が薄い女性と、
色黒で、かぶれたことなどないくらい皮膚が頑丈な男性では見るからに皮膚の厚さが違いますよね。
皮膚が薄ければ短い鍼でも十分に反応するのでしょうが、
皮膚が厚いせいで短い鍼じゃ十分に反応しない方の場合、
長い鍼の円皮鍼が必要になるのがわかります。
なので円皮鍼を一度も使用したことのない方の場合、
まずは自分に合う鍼の長さを見つけなくてはいけません。
・・・とは言えそんなのわかるわけないですよね^^;
あくまで参考までに、皮膚科で「皮膚が薄い」と言われた私の場合は、
0.6㎜で少しもの足りなさを感じました。
なので一般的な大人の女性で0.9㎜~をおすすめの鍼の長さとします(参考までにね)
円皮鍼の効果が持続する期間はどれくらい?
鍼灸師さんに打ってもらう鍼とは違い、
円皮鍼は使用に関してそれほど細かな用法、用量などはありません。
痛いと感じるところに自由に貼っていいんです。たとえば
「ちょっと肩が痛いなー」と感じたら、
指で押して気持ちイイと感じるところに円皮鍼をペタッと貼る、それだけでOK。
貼り続けている時間や期間にも特に決まりはありません。
私の場合は、2~3日貼りっぱなしで生活したこともありますし、
もちろんお風呂も貼りっぱなしで入りました。
テープの粘着が弱まってきたら剥がす、または
テープでかぶれる前に剥がすなど、
あなたの好きなタイミングで剥がして構いません。
円皮鍼は貼った瞬間から楽になるわけではなく、気が付いたら
「そーいえば、肩が辛くなくなってる!」
くらい、じんわりと感じる程度のものです。
ただ、忘れすぎて知らないうちに剥がれていて、剥がれた円皮鍼が行方不明
というのには気を付けましょう。
短いとはいえ「鍼」が付いているので、
いつか、誰かのケガに繋がる可能性があるということを覚えておきましょう。
さいごに
円皮鍼の鍼の長さによって効果や期間は違うのか?
貼り方や貼る場所についてご紹介しました。
円皮鍼を使用したことがないと、イロイロなことを不安に感じますよね。
ツボに刺さなきゃいけないんじゃないか?とか、
貼ったまま寝てしまったら?とか、
運動してもいいの?とか、
お酒は飲んでもいいの?などなど。
確かに激しい運動や大量の飲酒は避けるべきものとして、
それ以外では本当に普通の生活で問題はありません。
ですが、どうしても鍼が怖いという方には「鍼なしタイプ」がありますよ^^
(下のリンク)
慢性的な痛みを気軽に緩和することができるので、
ぜひ一度、円皮鍼をお試しください。