献血200mlと400mlの違い 生理中はできる?献血後の食べ物について

献血カー

外出先で一通りのようを済ませた帰りに

「400ml献血にご協力くださーい!」

と呼び掛けているのを見たら、

「急ぎの用はないし、献血に協力してもいいかな?」

という気持ちになりますよね。

だけど献血前の血液検査で、

「鉄分の数値が基準以下なので、今日は献血できません。
200mlなら基準値内ですが、200mlは足りてますので・・・。」

なんて断られることもあります。

せっかく協力しようと思ったのに断られると、
なんだかモヤモヤしちゃいますよね。

献血には200mlと400mlがありますが、
最近では200mlでの献血はめったにやっていません。

それに「私、今生理中だけど、献血できるのかな?」

と思ったことありませんか?

200mlと400mlの違いとその理由や、
生理中の献血についてお話しします。

献血 200mlと400mlの違いとその理由

献血ルーム

基本的に200mlも400mlも使い方などに違いはありません。

ですが、例えばとても大きな交通事故で患者が搬送されてきて、
輸血パックが1600ml分必要になったとします。

このとき、200mlの輸血パックだと8個分、
400mlの輸血パックだと4個分必要になります。

輸血をする場合、

血液型不適合による副作用を未然に防止するための「血液交叉試験」と、

血清中に赤血球抗原と反応する不完全抗体を検出する「間接クームス検査」

という検査をしなければなりません。

要するに患者さんの血液と輸血パックの血液を混ぜて、
輸血しても安全かどうかを検査する
という事。

で、この検査を輸血パック1個につき1回しなければならないんです。

8個分の検査と4個分の検査では手間も料金も倍になります。

患者さんを処置する時間や、かかる費用などを考えて、

200mlより400mlのほうがいい

ということがわかりますよね。

献血は生理中でもできる?できない?

生理中の献血

献血は「血を抜く」ことになるので、

その後の貧血などが心配になると思います。

とくに生理中でいつもと比べて貧血気味だなと感じている時だと

献血なんかしても大丈夫なの?と思いますよね。

結論としては、

生理中でも献血はできます。

実際に、問診でも「あなたは今、生理中ですか?」
というような質問はありません。

ただやはりいつもよりは貧血になりやすい状況であることは事実です。

もし普段から生理中にめまいなどを感じるような方は
ムリに生理中に献血しない方がいいでしょう。

その他、献血の3日以内に薬を服用している場合は
薬の種類によっては献血を断られてしまいます。

生理痛で薬を服用していると、断られる場合がありますので、

薬の種類や名前がわかる方は担当の方に必ず伝えましょう。

献血後に積極的に摂ったほうがいい食べ物は?

献血後の食べ物

献血後に一番不足するのは赤血球に含まれる鉄分です。

レバーや焼き肉もおすすめではありますが、
「肉」は動物の種類によって鉄分の含有量が違います。

一番多いのは牛肉、その次が豚肉、最後に鶏肉。

そして部位によっても変わってくるので、

お肉で鉄分補給するなら「牛の赤身」がいいでしょう。

魚で鉄分補給を考えるのであれば、これも白身魚や青魚より
まぐろやカツオなどの「赤身」がおすすめです。

ただし、白身や青魚でも血合いの部分は鉄分が多いそうなので、
焼き魚や煮魚で食べるのであればいいかもしれません。

私個人として一番おすすめなのは「牡蠣」です。

実は私も定期的に献血には行くものの、
幾度となく鉄分不足で断られた経験があります。

以前は牡蠣が苦手で食べなかったのですが、
年を取るごとに徐々に食べられるようになり、

今は「苦手」→「大好き」になりました。

定期的に牡蠣を食べるようになってから
献血に行くと、「鉄分12.8!問題ありません^^」
と基準値をラクラククリアできるように!

それ以外で生活には何も変化がなかったので、

牡蠣パワー恐るべし!」と実感しました。

苦手な頃から3か月に1回くらいのペースで
牡蠣に挑戦し続けて、いつしか大好きになれたので、

もし牡蠣が苦手な方も数か月に1回くらいは
挑戦することをおすすめします。

いつしか舌が大人になって食べられる日が来ますよ!

コチラの記事もおすすめです♪↓

さいごに

献血200mlと400mlの違いとその理由、
生理中の献血、献血後に摂るべき食べ物についてお話ししました。

現在は高齢化が進み、献血人口も少なくて
慢性的に血液が不足しているそうです。

「注射が苦手で・・・」と献血に行きたがらない方もいるようですが、

自分や家族、友人など大切な人に輸血が必要になったら・・・。

そんなことを想像すれば、定期的に献血に協力する気持ちが
芽生えるかもしれませんよ。

協力できるのは「健康なうち」だけなので、
ぜひ積極的に献血に行きましょう!

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