冷風機と冷風扇の違い エアコンのない賃貸におすすめなのは?

梅雨時期は毎日ムシムシしてますよね。

湿度が高いとなんとなく息苦しいし、
せっかくセットしたヘアスタイルも一瞬にしてなかったことに。

エアコンが効いた建物から一歩も出たくなくなります。

この時期の蒸し暑さを手軽に解消できるものはないかと
電気屋さんに行くと扇風機、冷風機、冷風扇があったと思われる
コーナーにはすべて売り切れてしまい、
何も並んでないなんてこともありますよね。

ところで、扇風機は風を起こすものだということは
わかっているでしょうが、冷風機と冷風扇には
どのような違いがあるかご存知ですか?

今回は、冷風機と冷風扇の違いについてご紹介していきます。

冷風機と冷風扇の違い

「冷風機」と「冷風扇」を同じものと考える人もいるようで、
本当は冷風扇なのに「冷風機」と言って販売されていることもあります。

ですが、冷風機と冷風扇は原理に明確な違いがあります。

冷風機

冷風機はクーラーと同じ原理で冷風を出します。

なので冷風自体はとても冷たいです(車のエアコンを浴びてる感じ)。

ですが、強力なモーターでコンプレッサーを回すので、
モーターが発熱する分、室温が上昇してしまいます。

なので排熱処理を考えないと室温を下げる事は出来ません。
(窓に設置するダクトホースなどが付属品や別売りであります)

空気中の湿気を吸湿し、タンクに水が溜まります。

なので「水捨て」という作業が必要になります。

我が家で使用している冷風機の場合、湿度がかなり高い日で約2~3ℓの水が溜まります。

商品によってはタンクが大きいものもありますが、
満水まで水を溜めてしまうと捨てるのが大変になるので注意が必要です。

人によってはこの水捨て作業が「めんどくさい」と思うようですが、
私は「おお!空気中にこんなに水分が浮遊してたのか~。」

と実感できるので水捨ては嫌いじゃないです(笑)

「音」に関して言えば、やはりコンプレッサー式なので、
まあまあな機械音はします。

人によっては夜気になって眠れないという方もいるようです。
(私は音より暑さのほうが苦手なので平気ですが)

なので、音に敏感な方には冷風扇のほうがおすすめです。

冷風扇

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冷風扇は、水で濡らしたフィルターに風を当て、
水を気化させて、その気化熱で空気を冷やすという原理です。

この原理は、乾燥している地域や時期なら効果的なのですが、

日本のように湿度の高い地域では
水自体があまり蒸発しないので効果は高くありません。

しかも原理が加湿器と同じなので、
さらに湿度が上昇してしまいムシムシ感が増幅します。

「音」に関しては、原理的にはただ風を出すだけなので、
うるささは冷風機よりは若干少ないかと思います。が、

人によっては冷風扇の音も気になるという方はいます^^;

なので「エアコンに近い涼しさ」を一番に求めている場合や、
梅雨時のカビの繁殖を考えると、冷風扇より冷風機がおすすめです。

冷風機and冷風扇 金額的におすすめなのは?

(↑は「冷風機」となっていますが正しくは「冷風扇」です。)

冷風機と冷風扇、どちらを買おうか迷っている時、

金額的にお得なのは?ということも気になりますよね。

単純に「安い」ということで言えば、冷風扇に軍配が上がります。

ですが、「安さ」にこだわり、冷風扇を購入したものの、
思ったほどの冷風じゃなくて後悔したり買い直すとなると、

「安物買いの銭失い」で結局お金を無駄にしてしまいますよね。

涼しさで言えば、「冷風機 > 冷風扇 > 扇風機」です。

あくまで自然な風にこだわるなら扇風機や冷風扇がおすすめですが、

より涼しく快適に暮らしたいと考えて購入するのであれば、

冷風扇よりお高くはなりますが、除湿冷風機のほうがおすすめです^^

エアコンがない部屋や賃貸にも冷風機がおすすめ

先日、娘が賃貸マンションでの一人暮らしを始めたのですが、
築年数があまり新しくなく、エアコンも完備されていませんでした。

賃貸マンションにエアコンを設置したいと考えると、

まず大家さんに許可をもらい、壁に穴を開ける必要があること、

大家さんとの話し合いで他に引っ越す際に、

そのエアコンを買い取ってもらうか、

持って行くなら、穴を開けた壁を原状回復工事(元に戻す)を
したり、取り外しにも費用が!

それに次の引っ越し先でもまた取り付け費用がかかる可能性や、
エアコンが完備されていたらと、考えただけでグッタリしますよね。

他にも、定期的に清掃したり・・・

イロイロ考えるとエアコンってめんどくさいじゃないですか(笑)

そんな時、冷風機なら「購入して終わり!」です。

大家さんの許可も要らなければ、
引っ越すときに持っていくことも可能です♪

別売りの、窓枠に取り付けるダクトも購入すれば、
もうほぼほぼ「エアコン」と同じです。

定期的なフィルター掃除も必要ではありますが、
我が家では1シーズンに1回程度と、
これもエアコンと同等です。

ですがエアコンのクリーニングのような大々的な
お手入れは必要ありませんから本当にお手軽ですよ!

それに、たまに外出する時に押し入れやクローゼットの戸を開けて
「除湿モード」で何時間かタイマーをかけて出れば、

空気の流れの悪いところにカビが生える心配もなくなるので、
水とりぞうさんも必要ありません!

コチラの記事もおすすめです♪↓

さいごに

冷風機と冷風扇の違いについてご紹介しました。

我が家では、無名の冷風扇と、コロナの「CDM-10」と「CDM-14」の両方を
購入した経験がありまして^^;

「冷風扇ではものすごーーーく物足りない!」というのが率直な感想です。

CDM-10は、冷風と排熱との相殺バランスに若干不満を感じました。

要するに、「排熱処理をちゃんとしないと僅差で暑い」です。

我が家では排熱を「廊下の除湿」に利用するため、ダクトをドアのすきまから
出していて、ちゃんとした排熱処理をしていなかったんですね。

CDMシリーズはダクトが布製のため、
その布からも若干の熱が漏れてくるんですよね^^;

一方、CDM-14は「僅差で涼しい」といったところでしょうか。

排熱はCDM-10同様にダクトからの熱漏れがあるものの、
CDM-14の方がパワフルなので、排熱処理をすればより快適空間になります。

なので個人的には、「買うならCDM-14が絶対おすすめ!」です。

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