30代後半から基礎代謝の低下によってどんどん衰える筋肉。
骨盤周りの筋肉も当然ながら衰えてきます。
特に女性の骨盤は、出産に対応するために動きやすくなっているので、
ちょっとしたことですぐ歪んでしまいます。
ですが逆に考えると元にも戻しやすいということでもあるんです。
そして骨盤と大腿骨をつなぐジョイント部分の股関節。
この股関節も老化により軟骨がすり減ったり、じん帯の柔軟性が無くなったりすることで
骨同士がぶつかって痛みが出たり、関節が外れやすくなってしまいます。
骨盤と股関節の関係
股関節は、体の中心にある骨盤と大腿骨をつないでいる関節です。
ジョイント部分の大腿骨頭(下図緑で囲った部分)は球体になっているため、
正常な状態では前後左右に滑らかに動きます。
股関節の動きが悪くなると骨盤のバランスが崩れ、正しい姿勢を維持できなくなったり、
ひざ痛を起こしてしまうことが原因で、下半身の老化が進むことにも繋がります。
【ケース1】股関節の詰まり
体重増加などにより骨盤と大腿骨頭の間にある隙間がなくなってしまうことで
しゃがみづらくなります。立ったまま靴下を履く場合に脚が上がりづらくなるのは
股関節が詰まっている可能性があります。
股関節に痛みが出るのはこのケースです。
【ケース2】股関節じん帯のゆるみ
ケース1とは逆に、骨盤と大腿骨頭の位置を維持している周辺の筋肉の衰えによって
骨盤と大腿骨頭をつなぐじん帯が伸びてしまいます。
見た目的には大腿骨頭が本来ある位置より外側に飛び出してくるので、
著しくスタイルが悪くなってしまいます。((((;゚Д゚)))))))
このタイプの方は股関節周辺の筋肉だけでなく、
体全体の筋肉が衰えているということなのでひどい腰痛に悩まされたり、
毎朝スッキリ起きられなかったりすることもあります(私です^^;)
股関節に痛みが出ることは少ないですが、周辺の筋肉やじん帯を痛めることに繋がります。
下半身の循環が滞るので、脚の冷えや浮腫みの原因にもなってしまいます。
この老化に逆らうためには・・・やはり運動するのが一番ですが、
わかってはいるものの、続かないのが人間の性(/_;)
せめて毎日の生活の中で気を付けるポイントがあれば・・・。
大股、急ぎ足で歩くことで股関節周辺の血流アップ
股関節をあまり動かすことのない生活ばかりしていると、
股関節周辺の血流が滞り、柔軟性を失ってしまいます。
そのせいで歩幅が狭くなってしまい筋肉が衰えて、
骨盤や股関節周辺のバランスが不安定になることで歪みが生じてしまいます。
はじめのうちは大股で歩くことも中々大変でしょうが、
大きく腕を振って歩くことで自然と歩幅も広がります。
常に身体の歪みを意識しよう
左右の歪みを自分で確認するのはなかなか難しいところですが、
普段の生活の中で右と左のバランスを常に意識してみると、
次第に自分で歪みに気付けるようになってきますよ。
歪みを悪化させないために
骨盤矯正などで骨盤と股関節を正しい位置に戻しても、
いつもと変わらない生活をすることですぐ元の位置に戻ってしまいます。
せっかく高いお金を払って骨盤矯正を受けても
すぐ戻るんじゃ意味ないですよね。
なので正しい位置を一日でも長くキープするために
コルセットやガードルを利用するようにしましょう。
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さいごに
骨盤や股関節に関するお話でした。
私は実は、始めに筋力が低下し股関節のじん帯が伸びて
お尻が大きくなりました^^;
気付いたのは、お風呂に入る時に鏡に映った身体の輪郭に
違和感を覚えたからです。
正面から見た時、明らかに骨が横に出てきているようでした。
痛みがなかったので気付いていなかったんですね^^;
股関節矯正に行って正常な位置に戻した後、筋肉をつけるという名目で
トレーニングを受けていましたが不定期だったため
あまりいい効果を得られず、次第に股関節が詰まっていきました。
なぜわかったかは、立った状態で膝が上がらなくなっていったからなんです。
太ももが90°よりうえに上がらなくなっていました。
そして元々開脚は開かないほうでしたが、ますます開かなくなっていました。
とにかくイロイロと地味に弊害を感じたため、
「もう自分でどうにかできる気がしない・・・。」と
今度は定期的にトレーニングに通うことにしました。
すると徐々に症状は改善し、今は元の状態に戻りました。
もちろんトレーニングは今も定期的に通い続けています。
股関節は出すぎてもダメだし、入りすぎてもダメってことです。
丁度いい位置をキープするにはやっぱり運動を取り入れて、
股関節周辺の筋肉を鍛えることが大事です。
下半身の筋肉は老後の健康寿命に大きく関係してきます。
将来歩けなくなってしまう前に、普段からケアを心がけましょう!