アクセサリーが大好きだった若い頃。
安くて可愛いアクセサリーを見つけてはコレクションに加えていました。
それが数年の時を経て、
ある日突然耳に空いていたピアスのアナがかぶれ出しました。
今までも何度か体調が優れない日はかぶれることがあったので、
その時も「体調がイマイチなんだ」としか思っていませんでした。
主婦だから仕方ない!?主婦湿疹
いつの頃からか、両手にプツプツとした小さな水泡ができるようになり、
そしてそれは強烈なかゆみを引き起こしていました。
もうそれはそれはガマンのできないレベルのかゆみ!
多分、ご飯支度や後片付けなどの水仕事が原因で
なっているんだと思い、あまりにひどい時はゴム手袋をしていましたが、
症状が軽くなるとまた素手で水仕事をしてしまう・・・。
ゴム手袋だと食器の汚れがちゃんと落ちたかなどの
感覚がわからないのでキライだったんですよね^^;
そんなこんなで主婦湿疹を甘く見ているうちに、
症状がエスカレートしたんでしょうね・・・。
可愛いピアスが出来ない体に
ピアスの穴がかぶれ、ピアスを外し、
一週間ほどしてかぶれが治まった頃に
再びピアスをすると、すぐにまたかゆみをぶり返す。
何度挑戦してもその繰り返しに、さすがに
「おかしいな・・・。」
と思い始めました。
そして今まで特に意識していなかったものの、
おへそ付近がかゆいことがありました。
ですが「ヘソピアス」なんかしてないし、
特に気にしていませんでしたが、
後にコレが金属アレルギーの始まりだったことがわかりました。
私は金属アレルギーになったの?
私は主にピアスが好きで、ピアスばかりを集めていました。
それとは別に、数はピアスほどではないものの、
ネックレスも数本持っていました。
繰り返す耳のかぶれ。
そして気が向いて着けたネックレスではじめて自分がおかしいことに気付きました。
ネックレスを着けて一日過ごした日。
家に帰って鏡の前に行き、ネックレスを外して驚きました。
ネックレスの下にネックレスが!!!
首周りにクッキリと、一周皮膚が赤くかぶれていました。
さすがに病院行きを決意
「これはもう金属アレルギー確定だな。
もうカワイイだけのピアスもネックレスも指輪もできないんだ(/_;)」
今まで集めてきたアクセサリーと別れなければいけないのかと思うと
切なさでいっぱい。
ですが、もうあのかゆみを我慢してアクセサリーを着け続ける自信もなかったので、
ハッキリさせるために病院でパッチテストを受けることに。
その結果・・・
ニッケルアレルギー
病院の先生から「ニッケルアレルギー」と告げられました。
主にどのようなものに含まれるかというと
「ニッケルは身近なものによく使われていますよ。
鍋やフライパンなどもそうですし、
あとは安いアクセサリーなどにもよく使われています。」とのこと。
がーーーん((((;゚Д゚)))))))
まんまですね(笑)
ですが先生に
「ピアスが原因とは限りません。
金属アレルギーは金属に汗がつくことで溶けだして
体に浸透していくので、ピアスの穴の部分に汗が付着したとかであれば
ピアスも原因になるとは思いますが、可能性としては低いですよね。
考えられる原因としては、『ズボンなどのボタンの裏の金属』です。
全てのズボンのボタンがということではありませんが、
ジーンズなんかにも使われていたりします。
そのボタンの裏が直接お腹の肌に当たり、
知らないうちに汗と反応してアレルギーを引き起こした可能性があります。」
とのこと。
(「この円が何重にもなっているのが『ニッケル』でつくられたものだよ」とお医者さんに教えていただきました。)
(これも同様)
はっ!Σ(゚□゚;)
そーいえば、おへそ付近がかゆかったことがあった!!!
そーゆーことだったのかーーー
欧州では規制されているニッケルの皮膚への長時間接触
ニッケルは強力なアレルゲンの一種だということで、
欧州ではニッケルに関して、皮膚に直接、または長時間接触する製品の仕様に
規制が設けられているそうです。
日本の現状では特に規制がないということと、
ニッケルは他の材料に比べ、耐久性や温度差に強いという特徴から
多くの製品の原材料として使用される頻度が高いです。
なるべくして金属アレルギーになってしまったということですね。
かくして今まで集めてきた可愛いだけの安物アクセサリーとさよならし、
今は値札と素材とにらめっこをし、その中からさらに
自分の眼鏡にかなう可愛いアクセサリーを探し求めています。
昔ほど気軽に手に入れられなくなってしまいましたが、
それはそれで価値あるお宝を探すようで楽しめています。
さいごに
金属アレルギーにならないように、素材と取り扱いに気を使い、
自分の身は自分で守りましょうというお話でした。