窓ガラスは温度差で割れる!熱割れは放置するとどうなる?賃貸での対処法

窓ガラス 熱割れ

ある日、気が付くと窓ガラスにヒビが入っていたことありませんか?

留守中に割れていたとしたら、今日割れたものなのか、
それとももっとずっと前にすでに割れていたものなのかわかりませんよね。

もしそれが在宅中に起こったとしても、突然のことに驚くばかりで
何が原因でそうなるのかわからないと、

「え?私、何もしてないよ?してないよね??」とか

「どうしよう、賃貸なのに・・・(焦)」とか

「これって誰が費用を負担するものなの?(心配)」など

次から次へと不安が頭をよぎります。

そりゃあ何もしてないのに

「はい、4万円♪」

なんて修理代を払うハメになったら辛すぎます(ノД`)・゜・。



窓ガラスは温度差で割れる

熱割れ 窓ガラス

普段室内で生活していて、突然窓ガラスが割れるなんてことは
全く想定していませんよね。

ですが、窓ガラスは熱に弱く、
気付くとヒビが入っていることは珍しいことではありません。

理由としては、

室内と外気の気温差や、日が当たって温度が上昇している部分と
日陰、またはサッシなどで隠れた部分の温度差が原因にあります。

日が当たり温度が上昇した部分の窓ガラスは膨張し、
そうでない部分の窓ガラスはそのままの状態を維持しようとすることで
力の差が生じてしまい、結果ヒビが入ってしまうんだとか。

実は一番弱かった「網入りガラス」

網入りガラス

窓ガラスの中でも「耐久性がありそうだし、防犯対策に効果がありそう」に見える
網入りガラスが実は最も熱に弱いんだそう。

長年かけて枠内に入り込んだ汚れや水によって網が腐食し、
ガラスを劣化させてしまうことでさらに熱に弱い状態になってしまい、

ちょっとした温度差でヒビや割れを起こしてしまうそうです。

ではなぜ「網入りガラス」なるものが存在しているのか疑問ですよね。

網入りガラスの利点は、

火事が起きた時、窓ガラスが家事の熱で割れて落ちてしまうことで
隣の建物に炎が燃え移り、火事が広がることを防ぐためのものだそうです。

火事が燃え広がる時間を遅らせることが出来るという事ですね。

窓ガラスの熱割れを放置するとどうなる?

いつの間にか起こっていた熱割れ。

一体割れてからどれくらい経ったものなのかなんてわかりませんよね。

ですが、気付いてしまった以上このまま放置してもいいものなのか、

それともすぐにガラス修理屋さんを呼ぶべきなのか知りたいところ。

防犯的には修理したほうが良い

割れた窓ガラス

熱割れを放置することで、日常生活が送れなくなるわけではありません。

ですが外から見た時、窓ガラスの割れやヒビを放置した家は

「管理されていない家」に見えてしまいます。

一般的な市民はそのような状態を目にしたところで何も思いませんが、

中には存在しますよね・・・魔が差してしまう輩が。

「空き巣候補の家」としてロックオンされたくなければ

外からわかるほどの大きな割れやヒビはきちんと修理しておきましょう。

ケガのリスクを考えると修理したほうがいい

ヒビの度合いにもよりますが、
一度熱割れやヒビを起こしてしまっている窓ガラスは
かなりモロイ状態になっていると考えられます。

そうなると「ちょっと当たっただけ」「強風が吹いただけ」
という普段ならなんてことのないことにも反応して
さらにヒビや割れを起こしてしまう危険性が高いです。

特に小さな子供やお年寄りがいる家庭では
ケガをする確率はますます高まりますので、

なるべく早く修理するようにすることをおすすめします。



窓ガラスの熱割れが賃貸で起こったら

賃貸物件で熱割れ

もし故意的に窓ガラスにヒビが入ったり、割れたりした場合には
当然のことながら修理代は借主側の負担になります。

一方、熱割れなど、自然発生によるものは、
経年劣化扱いとなるので、貸主側の負担になります。

ですが、前から熱割れに気付いていたのにそのまま放置して
割れてしまってからだと原因が経年劣化かどうかわからなくなってしまうため、

トラブルに発展する可能性が出てきます。

熱割れでヒビが入った段階で報告しておけば、
修理は貸主側のタイミングで行われることになるので

その後放置しすぎて割れたとしても責任は問われずに済みます。

なのでもし熱割れに気付いたら、
すぐに不動産屋さんに連絡を入れましょう!



さいごに

賃貸物件の窓ガラスが熱割れを起こした時の対処法のご紹介でした。

ちなみに、

もし窓ガラスを故意に割ってしまった場合に備え、
今自分が入っている保険が適用されるか確認してみてください。

例えばベランダに出していたものが台風の風圧で吹き飛び、
窓ガラスが割れてしまったとしたら、

それは貸主側の責任になる可能性が高いです。

この場合は「火災保険」が適用になりますが、
注意が必要なのは原因が「地震」だった場合です。

地震が原因の場合、適用になるのは
火災保険ではなく「地震保険」です。

もし火災保険しか入っていないという方は、

「地震保険」にも必ず加入することをおすすめします。

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